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(2018-19年度)オーストラリア・シドニー工科大学に留学して 

古島くるみさん(法学部4年)

 私は約1年間オーストラリアのシドニー工科大学(UTS)に留学していました。
工科大学ですが文系の学部もあり、他学部の授業でも受けたいものを選択して受講できました。私はオーストラリアの文化や歴史、観光についての授業などを取っていました。正直大学に何かを勉強をしに留学したというよりも、現地の人や留学生と関わりを持ちたい、スピーキング能力を向上させたい、オーストラリアを沢山旅したいという思いで留学を決めたので、いつもどこかへ出かけては多くの人と交流していました。

シドニー工科大学交換留学01 シドニー工科大学交換留学02
シドニー工科大学の校舎(building11) オペラハウス(寮から歩いて30分)

 留学前の自分はいつも人目を気にして何に対しても遠慮がちだったのですが、「留学に来てまで遠慮したくない!誰も自分を知らない場所で人目を気にする必要はない!」と自分を奮い立たせ、到着した初日から拙い英語で積極的に誰にでも話しかけに行っていました。知らない土地、言語で生活することが最初は本当にストレスでしたが、ストレスに感じる時ほどむしろ外に出ていくようにして無理やり体と耳と口をシドニーに慣れさせました。なるべく早く苦しい期間を終わらせたかったからです。このおかげで1ケ月くらい経つと英語を聞くこと、話すことへの抵抗がなくなっていきました。
また、オーストラリア人ののんびりした穏やかな性格は私に合っていて、落ち込むことや上手くいかないことがあっても、彼らの「何とかなるさ」という考え方に何度も助けられました。

 留学3ヶ月目から現地のレストランのキッチンでアルバイトを始めました。信頼できる仕事仲間ができたことに加え、海外での就労経験という貴重で充実した経験ができたと思っています。
アルバイトで稼いだお金で購入したカメラを片手に、オーストラリア各地を全部で13カ所旅行しました。自然に囲まれ、特に海が驚くほど綺麗なので、本当に旅行にお薦めの国です。多くの場所を訪れるなかで、同じオーストラリアでも街の色が違うことを肌で感じ、地元の人と交流することで、様々な価値観に触れました。

シドニー工科大学交換留学03 シドニー工科大学交換留学04
Rottonest Islandのプライベートビーチ Gold Coastで抱っこした赤ちゃんコアラ

 渡豪前は留学の広告やホームページで見かける留学のキラキラした部分だけを想像して、自分の留学生活もきっとそうなるだろうと信じて疑わず、「楽しみだな~」とぼんやり夢見ていました。しかし、実際は全て自分から行動しないと何も変わらないということが分かりました。留学に行ったからといって急に英語が話せるようになる訳でも、急にネイティブの友達ができる訳でも、コミュニケーション力が上がる訳でもなく、楽しく充実したものになるかどうかは留学中の自分の努力次第でした。私自身そのことにすぐに気がついて、勇気を持って挑戦し続けたことが自分を変えたと思います。
 留学で得た経験全ては私の財産です。どんなことにも積極的に挑戦する力をこれからも活かし、さらに伸ばしていきたいです。