国際交流
2018年度 アメリカ東海岸コース 

池﨑日南子さん(法学部4年)

 今回の海外インターンシップでは、ボストン・ワシントンの各機関へ訪問し、事前に準備したプレゼンテーションの発表などを行いました。訪問先は、マセチューセッツ大学ボストン校、世界銀行、国連、連邦議会、ブルッキングス研究所、日立製作所ワシントン事務所など盛りだくさんです。

海外インターンシップ池崎さん01
(国連総会会議場)

 出発前には、約1か月半かけて現地に持っていくプレゼンテーションを作りました。自分たちが今追究してみたい、かつアメリカの人々にも通じるようなテーマは何か、というところからスタートし、自分たちの主張をまとめ、さらにそれを英語にして伝える練習をするという結構大変なものでした。発表テーマは、『現代の社会参加について』『政党に対する世代間の認識ギャップについて』。このプレゼン作成だけでも、一つの論文を組み立てるようで勉強になるし面白かったです。

 これらの渾身のテーマを現地の大学やシンクタンクで発表し、ディスカッションを行いました。大学教授やシンクタンクの研究員の方々との話し合いは、スリリングながらも、とても印象に残っています。アメリカにも共通する部分や違う部分、問題を解決するための手段、問題に対する考え方の違いなどの意見をもらい、手ごたえを感じるところ、甘さを実感するところや新しい視点・考え方の発見などがありました。こういった経験が海外インターンシップの醍醐味だと思います。

海外インターンシップ池崎さん01
(アメリカ司法省反トラスト局)

 また、世界を舞台に活躍する方々への訪問も刺激的でした。世界銀行で後進国の発展のために奔走する方、連邦議会の議員秘書の方、日本企業の現地事務所でグローバル展開を実地でやっていらっしゃる方などのお話を伺いました。そのような方々の知識量や勉強量、仕事の進め方などに感嘆するばかりでしたが、いつか自分もこのように活躍したい、という強いモチベーションになりました。来年から私は社会人になりますが、今は大学でできることを精一杯蓄積して卒業し、今度は社会人として今回自分が見たような人々に近づきたいと思います。このような思いから、帰国後は卒論に向けた勉強や英語の勉強に取り組んでいます。